柳孝明's diary

柳孝明 ブログ

NHK大河ドラマ:影響で八重の生家跡人気 観光客の質問に回答、お茶でおもてなし

NHK大河ドラマ:影響で八重の生家跡人気 観光客の質問に回答、お茶でおもてなし

2013年05月17日

 会津若松市米代の住宅街にある、新島八重と兄・山本覚馬の生家跡が、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の影響で人気だ。生家跡の土地所有者の星京さん(82)ら80代の女性7人でつくる「こぶしの会」は先月、この地を訪れる観光客にお茶を出したり、質問に答えるなど、おもてなしのサービスを始めた。

 鶴ケ城の西側に面した会津若松市米代の住宅街。その一角にある星さんの駐車場に昨夏、市の協議会が「生誕地」の看板を立てた。星さんが嫁いだ60年前は「田に囲まれ虫だらけで何もなかった」。義父からは「歴史ある武家の土地だった」と聞かされていたが、看板の話があるまで誰が住んでいたかは知らなかったという。

 ドラマの開始とともに、地図を頼りに歩いて訪れる観光客が増えた。星さんらは「調べて来てくれるのに看板だけでは申し訳ない。せめて休憩したり、雨風をしのげるように」と先月中旬、駐車場内にプレハブ小屋を建てて常駐するようになった。

 八重の時代の面影が残っていないことに戸惑う観光客だが、星さんが「生家はここ、角場(銃の試射場)はあの辺り」と声をかけて説明するとにっこり。埼玉県越谷市から訪れた有冨由香里さん(50)は「ドラマの背景が分かりやすくなった」と感謝していた。

 おもてなしのサービスは11月末まで、金、土、日曜の午前10時〜午後3時。星さんは「ドラマのお陰で今まで関心のなかった人も会津に来てくれる。おもてなしの心を伝えたい」と話していた。【乾達】