柳孝明's diary

柳孝明 ブログ

特別授業:福井のレゲエシンガー、小学校で方言使い曲づくり 「わかめ」「へしこ」も登場

特別授業:福井のレゲエシンガー、小学校で方言使い曲づくり 「わかめ」「へしこ」も登場

2013年05月17日

 福井市のレゲエシンガー、Sing J Roy(シング・ジェイ・ロイ)さん(38)が15日、小浜市阿納尻の市立内外海(うちとみ)小学校で、若狭地方の魅力や方言を児童に示してもらい、つなぎあわせて楽曲にする特別授業を行った。

 古里に誇りを持つことを重視する同校がロイさんを招き、5、6年生28人が受講した。ロイさんはレゲエが生まれたジャマイカの文化を紹介した後、児童とともに楽曲づくりに挑戦。「わかめ」や「へしこ」など、児童が出し合った若狭の魅力を表すキーワードを韻を踏むようにつなぎ合わせ、楽曲に仕立て上げた。初めは恥ずかしそうに授業を受けていた児童も、レゲエの開放的なリズムに乗せて楽しく歌った。

 6年生の清水実夢(みゆ)さん(11)は「普段はあまり意識していなかったが、内外海には『宝』がたくさんあり、その宝で歌を作ることができて楽しかった」。ロイさんは「地域の特性である方言に注目している。歌にすることで消えかけている方言もずっと残っていく」と話した。この日、作った曲はレコーディングし、7月末に同市であるイベントで披露する予定。【佐藤慶