柳孝明's diary

柳孝明 ブログ

市川海老蔵:「口上」父の話を 三月花形歌舞伎で

市川海老蔵:「口上」父の話を 三月花形歌舞伎で

毎日新聞 2013年02月25日 東京夕刊

 市川海老蔵が主軸の「三月花形歌舞伎」が3月3〜24日に東京・ルテアトル銀座で公演される。演じるのは「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」の団七、お辰の2役と「高坏(たかつき)」の次郎冠者。どちらも昨年12月に亡くなった中村勘三郎に教えを受けた役だ。父の市川團十郎も2月3日に世を去った。

 「勘三郎のおにいさんが亡くなられたのがショックで、習ったものをつとめさせていただこうと思いました。その後に父も亡くなってしまいました」と海老蔵。

 「口上」もあるが、そこでは「お客様に父を思い出していただく話ができればと思っております。父は弱音をはかず、何事にも向かっていきました。見習いたいです」。

 徳兵衛と高足売は中村亀鶴、三婦と大名某は片岡市蔵、お梶は市村家橘。義平次は市川新蔵。太郎冠者は市川新十郎。問い合わせは0570・000・489へ。【小玉祥子